2017.12.23 updated
スイッチサイエンス社が同様の趣旨のContaという規格を打ち出しているので追記しておきます。
http://trac.switch-science.com/wiki/Conta_format
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主なセンサーデバイス(半導体やMEMSのチップ)はUART, I2C, SPI等の各種シリアルインタフェースを備えています。センサーデバイスが小さくなって半田付けも難しくなったので「ブレークアウト」と称するセンサーデバイス+アルファしか乗っていない小基板が出回るようになりました。この「ブレークアウト」から電線を引き出すため、普通は「半田付け」をしますが、主にソフトウェア技術者はあまり半田付けなどやりたくないので、半田付けが必要ない、コネクタで接続するブレークアウトが出てきました。代表例を挙げますと(入手性に難のあるマイナーなものも含まれます)
Seeed社のGroveシステム
http://wiki.seeed.cc/Grove_System/
Sparkfun社のQWIIC
https://www.sparkfun.com/qwiic
Digilent社のPmod
http://www.digilentinc.com/Pmods/Digilent-Pmod_%20Interface_Specification.pdf
MikroElektronika社のmikrobus
各社とも規格を公開していますが、主だったセンサーモジュール(ブレークアウト)はその会社が揃えてしまうので、センサーモジュール(ブレークアウト)を供給するサードパーティが育たず、どの規格も各社の囲い込みツールになっています。
もう一つの大きな課題は、電気的・物理的な仕様を合わせたところでその上位のプロトコルが煩雑・種々雑多で共通化が困難なことです。ここが技術者の腕の見せ所でビジネスにもなるところですからしばらくはこのまま統一インタフェースが現れることもなく時が流れて行くのでしょう。