2018.6.18
電池式無線モーションセンサー(標準検出タイプ) ETM509J の消費電力を測ってみました。
実験方法
・人を検知するセンサーを連続して動作させるため、人体と同程度の赤外線を放射するヒーターと、放射する赤外線を1秒間隔程度で遮ったり透過させたりするシャッターをモーターで動かすセンサー駆動装置を製作した。
・製品版のリチウム電池CR123A(1300mAh)では容量が大きく測定に時間がかかるためCR1220(35mAh)という小さい電池に置き換えて動かした。
・USB400J+ラズパイベースの自作ロガーを用いた。
結果
・連続して約11日間動作し、その間に受信した電文は1,470,022回であった。
考察
・センサー部を取り付ける前のSTM429Jが同等の実験で約170万回発信したので、その差23万回がセンサーによる消費電力ということになる。
・今回はほぼ1秒間隔でセンサー周辺回路も無線発信も両方動作させた場合の電力を測定したので、発信間隔が大きくなると待機時の電力消費によってトータルの発信回数が減るので注意が必要である。