LoRaWANノードの消費電力

2018.6.28 updated

Senseway社のLoRaWAN shield+Arduino互換機セットの消費電力を測定してみた。グラフの横軸は時間(10ms単位)、縦軸は上記基板に電源を供給しているUSBケーブルの5Vに0.1ohm抵抗を直列に入れ、両端の電圧(V)を測定した結果である。0.1ohmで割ると電流になる。よって、待機時30mA、ピーク時(無線発射時)150mA、になっていることがわかる。待機時の電流が想像以上に大きく、このままでは長期間の電池駆動が難しいので今後はここを実用化レベルに落とすのが次の仕事になる。

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以下、追記分

上図を分析する。
①待機時30mA
②待機から復帰して+20mA(これが4.8sec)
③無線発信するとき+100mA(これが170msec)

とする。無線発信の周期T(sec)の間に消費する電流は

30(mA) x T(sec) + 20(mA) x 4.8(sec) + 100(mA) x 170(msec) = 30 x T + 0.113 (mAsec)

となる。電池駆動のためには待機時の消費電流を下げることが肝であることがお分りいただけると思う。