I2Cインターフェースの理屈はさておき、手っ取り早く手元のI2Cセンサーを動かしたい、と言う人は多いので、手軽なI2Cセンサーを入手してできるだけ何も考えないで動かしてみます。
実用的にもお薦めしたいのが、温度、湿度、気圧の3つのセンサーが一個にまとまっているBME280というセンサーで、以下から買えます。
使い方の説明は両社とも詳しいですが、スイッチサイエンスはアマチュア向け、秋月電子通商はプロ・セミプロ向けの趣きがあります。スイッチサイエンスのサイトにはArduinoとの接続方法が出ているので、ここではSeeeduino V3に繋いでみます。
Arduinoのテスト用スケッチも出ているのでこれをこのままコンパイルして動かすと次のように1秒間隔で温度、気圧、湿度、が出力されるのが確認できます。途中でセンサーに手を当てて温めてみたり、息を吹きかけて湿度を上げたりして、数値が変化するのを確認してみましょう。
I2Cセンサーを入手する際に、このようにサンプルソースコードがあればすぐ動かせるのですが、ターゲットのシステムに組み込むには回路やファームウェアの条件が異なるので、I2Cセンサーの制御には一定の理解が必要になります。以降、I2Cセンサーの説明書を読みこなして、自力でソースコードを書く必要がある人のために解説を続けることにします。
2017.2.26