このページはゲートウェイ開発用のTCM410J、およびそれをXBee(R)互換基板に載せた、TCM410J on XBのサポートページです。
詳しくは公式USER MANUALを参照頂くとして、ここではそこに触れられていない、もしくはわかりにくい点について補足することにします。
(1) ソースコードは変更しないことを前提にシステムを組みましょう。
センサー用のSTM400J/STM431Jと異なりソースコードが公開されていません。入出力はUARTのみと思ってください。TCM410JのI/Oを制御するようなソースを書く事は原理的には可能ですが、労多く得るものは少ないでしょう。相当な数が見込めない限り、外付けに小さなマイクロコントローラでUARTをエンコード・デコードした方が結果的には安くつくと思います。
(2) 1ホップリピータが内蔵されています。
UART経由でスイッチを入れるだけなので、複数のゲートウェイが近くにあることが期待できるならスイッチを入れましょう。
(3) USB400Jとの棲み分けを考えましょう。
TCM410JにFTDIのUSBドライバチップを繋いで物理的なUSBポートを一体化したものがUSB400Jです。USBポートを持っているコントローラなら挿すだけですが、USB400Jはプリント基板のアンテナなので指向性があります。アンテナを立てて使いたい、感度のいいものに変えたい、ようなニーズがあるのであればTCM410Jを考えましょう。
(4) XBee(R)互換のTCM410J on XBがあります。
ZigBeeやWi-Fiで著名なXBee(R)のモジュールが刺さる基板が多く出回っています。これにそのまま刺さるようなTCM410J on XBという基板があります。ご検討ください。