譲り合う気持ち

最近こんなことがありました。

札幌の会社と相互機密保持契約を結ぼうとしたとき、先方が提示してきたドラフトに管轄裁判所が札幌地裁とある。

こちらの機密を漏洩されたとき札幌まで行くのか?

こちらは長野だから中を取って東京地裁にしましょう、と提案するも、法務に相談します、とのこと。

「東京地裁にするよう法務と掛け合います」って言うのが常識だろうと思います。

自然とこういう会社とは疎遠になりますね。

 

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有言完遂

学校を卒業して初めて入った会社の寮に入る日、近くのちっちゃな食堂でお昼を食べた。

 

そこの親父さんが

 

「あんた新入社員でしょ。不言実行で頑張りなさいよ」

 

と唐突に話しかけてきた。そういうもんかなーと思いつつ、その会社で10年過ごした。ところが「不言実行」では協力者が増えないので成果が伸びないことがわかった。レバレッジが効かない、ということ。

 

これではいかんと思って、10年経って転職した会社では、「有言実行」で一念発起した。

 

しかーし。

 

40代になって、「実行」するだけでは不十分。「完遂」せねば負け犬の遠吠えにすぎない、ということがわかった。周りにも「ここまでやったんだから仕方ないよね」的な人が多すぎた。

 

今では「有言完遂」が自分の造語で、座右の銘になっている。

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死を意識する(2)

昨日(2014.9.27 AM11頃)、御嶽山が噴火しました。

ちょうど息子が登っていました。

Facebookに頂上あたりの写真と文章が投稿されたあと、しばらく連絡が途絶えていました。

その後ニュースで御嶽山噴火のニュース。

それから情報収集にてんやわんや。最悪の事態も想定してあれこれ考えているうち、息子から連絡あり。

息子が今まで生きていた中で一番死に近づいた瞬間でした。

この惑星の、同じ場所で、親と子が一緒にいてコミュニケーションする。これは奇跡です。

子供と一緒にいる時間を大事にしたいと思います。

 

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死を意識する

最近、古いブログを読み返していて、高校1年のときの友人が自分の子供に殺されたことを思い出した。そこには自分の親に虐待で殺されるより自分の育てた子供に殺される方がいいかな、なんてことを書いていた。

最近、親や知人や、子供の頃活躍しておられた有名人がよく亡くなるので否応なく「死」を意識する。そういう歳になったということ。

終わりがあるから頑張れる、意味ある生きかたをしよう、死ぬとき後悔しないようにしよう、という意識が働く。

この世に3人の子は残せたが、財産はほとんどなし。では後世に影響を与えるようなことをしたか?これからできるか?

毎日自問自答している。って言ってる間に人生終わっちゃうぞ。

 

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経営理念の大事さ

何のために仕事をしているか、じっくり考えたことはありますか?

生活しないといけないし、かと言って金を稼ぐことだけを目的にしていては仕事に気持ちが入らないだろうからこれから一生選んだ仕事とつきあっていけるか不安だし。

学校を卒業したての頃は、ともかく就職することしか頭にありませんでした。起業など選択肢に入れられるほどの能力も知識も経験も人脈も資金もないし今からやり直してもそうなるでしょう。

ところが、ある程度の資金と経験と知識とガッツ(?)で起業したら、今度はだんだん何を目指して仕事をしているのかよく見えなくなってくる、そういう時期がやってきます。

規模を追求して大金持ちになりたいわけでなし。儲かったら儲かったで嬉しいだろうけど単純に金持ちになりたいだけなら株式か為替のデイトレードした方が資金効率はよさそうに思われる。モノづくりは手間暇かかって人も動かさないといけないのでかなりしんどい。

というわけで、気持ちを支え、持続させるために、経営理念が大事、というお話です。

スティーブジョブズ氏が元気な頃、NHKのインタビューに答えているところを見たことがあります。彼曰く、「テクノロジー=コンピュータと人間との接点を追求している」。マッキントッシュでマウスやビットマップディスプレイを実現したところから始まって、iPodのクリックホイール、iPhone/iPadのマルチタッチパネルディスプレイ、等々、彼が目指し追求し続けたものの一端が伺えます。洗練されたユーザーインターフェイスを追求する集団から次に出てくるApple Watchにも興味が持てますね。

そのアナロジーからすれば、私はこう答えます。

①「仮想と現実をつなぎます」
これは仮想世界のインターネットと現実世界のセンサーネットワークをつなぐことを意味しています。

②「給電の必要なものと環境発電をつなぎます」
電池不要のセンサー・スイッチの世界と、電力会社から電源供給を受ける受信機の世界を無線でつなぐことを意味しています。

③最後に「人と人をつなぎます」
日本は世界的に過去に例のないスピードで高齢化、地方の過疎化が進んでいます。また大企業から弾かれたまだ働きたい人々が多くいます。または家から出ようとしない若者が溢れているようです。彼らを最先端のテクノロジーの力で結びつけたい。

これが今の経営理念の原型です。

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営業の面白さ

私は根っからの技術者ですが、会社立ち上げのさなかということもあって、最近はめっきり営業マンになっています。仕方なしにやっていても一生懸命やっているうちに面白さに目覚めた、という感じでしょうか。

大手企業の技術部門にいると、自分の技術を磨くことが仕事なわけで商品企画や営業部門とはたまに打合せはあるものの、どうしても他人事に思えがちです。しかし少人数で仕事をしていると、商品企画や営業活動が企業の生死を分けるので必死です。

ついこの間、よその会社の営業に面会を申し込まれたので時間を作って待っていたら時間になっても連絡がない。しかたないのでこちらから連絡したら近くにいることがわかり、玄関で待っていたら車を運転している顔を見たので事務所に引っ込んで待っていたら10分経っても入ってこない。また玄関に戻って見たら携帯で話し込んでたんですね。そんなにそっちが大事ならアポ取るな、と言ってその営業は追い返しました。こちらが他の会社に営業できた30分以上が無駄になったわけです。あまり人から厳しく言われたことがないのでしょうが、彼にはいい薬になったんじゃないでしょうか。

営業はちょっとしたことでも客を怒らせたら取引がゼロになるかもしれない厳しい世界です。また企画面では売れもしないものを作ったら開発費や在庫など金額的な損失も大きいですが、それまでの時間が無駄になります。

最近は、お客さんと直に接する時間が長ければ長いほどいい商品ができる気がするので、営業にも力が入ります。

ではまた

 

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商品企画の面白さ

今日はちょっとテーマを変えて、「商品企画」について書いてみます。

最初の会社ではメインフレームの開発の仕事をしており、商品企画とは相当縁遠い世界で働いていました。何せ4年後には○○MIPS(性能の指標)出そう、というくらいの指標くらいしかないですから。消費電力とか物理的サイズとかの目標もあるにはあったのでしょうが、現行機種よりよくなればいい、くらいだったのでしょう。そういうところにあれこれ言えるような立場ではなかったし、スピードが速ければ他は二の次みたいな、F1レースのような世界でした。そういう言い方するとF1の開発者に失礼ですが、F1のマシンは普通のドライバーは運転できないだろうし、公道も走れませんよね。そういう意味です。

二社目のプリンタメーカで初めて商品企画の一端に触れました。入社1年もしないころ、Macintosh専用のプリンタをやろう、という企画に参加したのです。

自分が設計に関与する部分はそれほど多くはなかったのですが、いろんな要素(プリンタエンジン、メイン基板、ネット接続用オプション基板、プリンタドライバ等)を組み合わせて一個の商品に仕立て上げ、ネーミングからプロモーションなどなどに首をつっこみました。全部ひとりでやったわけではないですが、会社のいろんな部署に動いてもらって一個のプロジェクトを完遂する、という貴重な経験を得たわけです。

そうこうしているうちに要素技術開発を進めないといけなくなって全体を見られなくなりました。

そうやって数年、悶々としているうちに無線の会社から声が掛かって再び商品企画の世界に入ることができました。

商品企画の面白さは、実現している、しそうな技術と、市場(消費者)とを結びつけるところです。Aは技術的にできるか、消費者に受けるか(要は売れるか)。Bは、Cは、、、、といろんなことをリサーチし、時には自分で作って、完成まで持っていく。徐々に販売サイドの反応や期待も盛り上がってローンチ!

そんなダイナミックな仕事に憬れ、触れ、そして今も実行しています。


 

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EnOceanへの取り組み(2)

独EnOcean GmbH社の戦略について書いてみます。彼らに直接聞いたわけではないですが、製品とか今後の開発の方向性を聞いて想像できる部分です。

1つめはEnOcean Allianceという団体と組んで、EnOceanという無線規格を全世界に普及させようとしています。規格を使ってくれる人が増えれば製品も売れるわけですから当然ですね。

2つめは自身の製品を売ろうとしています。ここで言う製品とは、無線モジュール、その開発キット、無線モジュールを組み込んだ完成品、そしてそれを使うためのソフトウェアも含まれます。

この2つめが日本の部品メーカや商社とのスタンス、取り組みとの違いです。日本の部品メーカは自社ブランドで完成品までやろうとはしないのが普通ですね。部品を納める顧客との関係を重視しているからでしょう。

さて、それを踏まえた上で、私はどういう戦略を立てたか。

1つめは彼らの製品をそのまま売ること。無線モジュールは当時部品商社からしか買えなかったし、売れるソフトもなかった。従って売れるのは完成品ということになります。これが無線スイッチ(ロッカースイッチと称する)や受信モジュール(インラインスイッチと称する)です。今はEnOceanの無線モジュールや開発キットを当社でも販売できるようになったので、こちらにも注力することになりました。

2つめは彼らの技術開発の支援をすること。先日も書いたように日本特有の課題もあって日本サイドで進めるしかない部分を支援する。ワールドワイド向け技術開発に関われるかどうかは市場規模や技術力を評価してからでしょう。

3つめは自社製品を企画・開発すること。技術者・経営者たるものこれを考えないことはないでしょう。

4つめは他社から開発・製造を請け負うこと。通常当社のような中小零細企業は4から3への流れで進めるのが普通だと思うのですが、EnOceanは普及から取り組まないといけないので、自社で製品企画するのが先かもしれないと考えています。


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EnOceanへの取り組み(1)

さて、EnOceanとの遭遇、分析、等々書いてきました。これからはEnOceanにどう取り組んで来たのか、また今何をしようとしているのか、等々を書いていこうと思っています。

まず、2011年、どこから手をつけたらいいのかを試行錯誤していました。

まずは開発キットから入手するべきだろう、ということでEDK300Cを購入しました。今は周波数も928MHzになってEDK400Jになっています。

EDK300C(今はEDK400J)にはWindows PCに挿して使う、USB300C(今はUSB400J)という受信機が同梱されています。ソフトウェアはEnOceanのHPからダウンロードしてインストールして使います。

同梱されている、押しボタンスイッチ(ロッカースイッチと称します)を押すと、受信されていることが表示され、押した力で「環境発電」されていることが実感できます。

それをあれこれいじりながら次どうするべきか、考えておりました。

続きは次回。

 

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