「環境発電無線」の使い道

最近、自分のやってきたことや考えをまとめる機会が何度かあり、EnOceanのような「環境発電無線」について振り返ってみました。

ここで言う「環境発電無線」とは、電力が安定せず、かつ片方向通信のため衝突(collision)による消失があることを前提とする無線通信のことを指します。

通信を確実にするには双方向通信が有利なのは間違いないのですが、エナジーハーベスターを電源とするノード側の電力を節約するためEnOceanでは片方向通信を基本としています。送信しっぱなしで受信側からのACKを待たない方式です。こういう通信方式でも実用になる使い方がいくつかあって、

①受信されたかどうかを無線以外の方法で知ることができる使い方
②受信したかどうかがそれほど問題にならない、大勢に影響ない使い方
③長期間受信されなかったら「異常」と判断する、という使い方

などです。

①は例えば照明スイッチです。照明をつけたいとき無線スイッチを押すと照明が付く。これがすなわち受信されたということ。万が一付かなかったらもう一度押せばいいことを前提としています。ブラインド・シャッター・空調なども同じことです。

②は環境モニター、例えば温度・湿度・気圧・照度等々です。受け取れたら前回の値を更新しますが、送信がひとつやふたつ抜けたところで大勢には影響ない、という暗黙の了解の元に使われています。インフラの監視も同類でしょう。

③は独居高齢者の見守りなどです。例えばトイレや冷蔵庫にドア開閉センサーを取り付けておくと、最低でも1日に数回は正常に生活していることが観測できるはずで、家の中にいるのに1日中何も反応がないのは異変だ、というような使い方です。または携帯物や同伴者が自分から一定距離・一定時間以上離れたらアラームを出すような使い方も考えられます。

いつもぼんやり思っていることを文字に起こすと考えがくっきり明確になりますね。

 

IoT考

今や携帯型ガジェットはスマホに集約されてしまったが、その本質は「時間の消費(浪費)」、つまりヒトの活動時間をいかに奪ってできるだけ多くそこから金を巻き上げるか、であろう。

片やIoTはモノに常時くっつくわけで、「(時間を含めて)資源の最適配分」が本質ではないかと考えている。無から有を生み出すクリエイティブさは感じられないがサルの自慰からは抜け出られるということだ。人類が一歩でも進歩することは歓迎だ。

と言う訳で、その昔メインフレームでメインフレームを設計して嬉々としていた時代を思い出しつつ、IoTでマネージメントの最適化を図りつつIoTの世界を構築していくことに自分の生涯を費やすことになるだろうと予想している。

CEATEC終了

10/7~10/10の4日間、幕張メッセにてCEATECが終了しました。当社ブースにお越しくださいまして皆様、遠路はるばる誠にありがとうございました。

次にお会いできる機会は東京都中小企業振興公社主催によります、新技術創出交流会10/27 AM11:00~16:40 パレスホテル立川です。

引き続きよろしくお願いします。

 

レベルの低い営業

展示会の準備でクソ忙しい本日の午後2時に来社したいと言ってきた会社の営業が予定時刻を過ぎても電話一つ寄越さない。

10分過ぎてようやく「駐車場どこですか?」と電話あり。第一声が遅れたお詫びだったら会ってもいいかなと思ったんだがやはりだめだったか。こういう人間と付き合うとろくなことがないのでお帰り願いました。

会社でどんな教育されているんだろう。

 

 

CEATEC準備中

久々の投稿です。

来週10/7~10/10、幕張メッセにてCEATECが開催されますが、当社は単独出展します。

只今、展示物、配布物、等の準備の追い込みに入っています。

会場でお待ちしております。