3G回線へのゲートウェイを構築する(その3)

ようやく3G回線上でHTTPが開通しました。その悪戦苦闘の記録です。

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前回までの概要。

Arduino Uno <-> 3GIMの通信が開通しました。そこでセンサー値をxively.comに投稿するスケッチを動かしたら>httpPOST requestingでFailedになったところまで。

前回以降、今回までの記録。

ライブラリ仕様書にサンプルスケッチが公開されているので、これをstep by stepで実行してみることにした。

blink_led.ino:3GIM上のLEDをblinkさせるもの。Arduino <-> 3GIMの通信はできていることがわかる。

sample_TCPIP.ino:connectTCP() can’t connectになる。そこでライブラリ(a3gs.cpp)をデバッグモードにして動作させると以下のようになった。

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※デバッグモード:a3gs.cppのコメントアウトされている//#define DEBUG 1の//を取り除いて再コンパイルする

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Initializing.. ** >start():Turn on and wait for a moment..

** >start():IEM is available now.

** >begin():9600

** <sendCommand():$YV

** <getResult:$YV=OK 2.0

** >getVersion():$YV=OK 2.0

Succeeded.

** <sendCommand():$TC www.arduino.cc 80

** <getResult:$TC=NG 608 534

** >connectTCP():$TC=NG 608 534

connectTCP() can’t connect

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ここで <getResult:$TC=NG 608 534が臭そうなのでコマンド仕様を見ると607も609も出ているのに608が出ていない。ここでメーカ(タブレイン)にヘルプ。するとプロファイルに問題あるだろうとの回答。因みに608はDNSのエラーだそう。

そこでライブラリにset_defaultprofile.inoがあることを発見、DTIのプロファイルに設定した。その結果、sample_TCPIP.inoを動かすと

Ready.

Initializing.. Succeeded.

www.arduino.cc : Page title is “Arduino – Home”

Shutdown..

が出てめでたしめでたし。システムが大きいのでトラブルシューティングは結構厄介です。xivelyまで動いたら、センサー情報をサーバに上げるまでの一連の作業やその際のトラブルシューティング方法をわかる範囲でまとめようと考えています。

今日はここまで。

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