EnOceanへの取り組み(2)

独EnOcean GmbH社の戦略について書いてみます。彼らに直接聞いたわけではないですが、製品とか今後の開発の方向性を聞いて想像できる部分です。

1つめはEnOcean Allianceという団体と組んで、EnOceanという無線規格を全世界に普及させようとしています。規格を使ってくれる人が増えれば製品も売れるわけですから当然ですね。

2つめは自身の製品を売ろうとしています。ここで言う製品とは、無線モジュール、その開発キット、無線モジュールを組み込んだ完成品、そしてそれを使うためのソフトウェアも含まれます。

この2つめが日本の部品メーカや商社とのスタンス、取り組みとの違いです。日本の部品メーカは自社ブランドで完成品までやろうとはしないのが普通ですね。部品を納める顧客との関係を重視しているからでしょう。

さて、それを踏まえた上で、私はどういう戦略を立てたか。

1つめは彼らの製品をそのまま売ること。無線モジュールは当時部品商社からしか買えなかったし、売れるソフトもなかった。従って売れるのは完成品ということになります。これが無線スイッチ(ロッカースイッチと称する)や受信モジュール(インラインスイッチと称する)です。今はEnOceanの無線モジュールや開発キットを当社でも販売できるようになったので、こちらにも注力することになりました。

2つめは彼らの技術開発の支援をすること。先日も書いたように日本特有の課題もあって日本サイドで進めるしかない部分を支援する。ワールドワイド向け技術開発に関われるかどうかは市場規模や技術力を評価してからでしょう。

3つめは自社製品を企画・開発すること。技術者・経営者たるものこれを考えないことはないでしょう。

4つめは他社から開発・製造を請け負うこと。通常当社のような中小零細企業は4から3への流れで進めるのが普通だと思うのですが、EnOceanは普及から取り組まないといけないので、自社で製品企画するのが先かもしれないと考えています。


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