前回まで商品企画についてあれこれ書いてきましたが、事業の方向性についても一言述べておかねばならないことに気づきました。
市場経済に身を置いているので、どの土俵で戦うか、を意識せねばなりません。
あるプロダクトを持っているとして、業績を伸ばすための次の一手は大きく分けて次の2つあります。
1)価格を下げてたくさん売る
2)価値を上げる
お分かりのように1)は大企業のアプローチで、投資競争になってしまいます。翻って私どものような会社は2)を目指すべきなのです。
無線、エナジーハーベストはコスト競争です。有線よりも設置や保守のコストが安くできるから無線にしたい。電池のコストや電池交換のコストよりも安くできるならエナジーハーベストを選ぶ。この行き着く先は価格、投資競争です。私どもはこの競争には加わりません。
というわけで、今後も今までできなかったことをできるようにする、付加価値をつけることにこだわり続けます。