個人が1個から買えるセンサー部品(素子)が世の中に溢れてきた。これらを試しに動かすことのできるArduinoやRaspberry Piと呼ばれる安価なコントローラボードが出回ってきたのも影響しているものと思われる。
しかしながら、電子部品を購入してソフトウェアで動かすことに慣れていない人が、買ってきたセンサー素子をすぐ使いこなすのはなかなかハードルが高い。
そこでここでは初心者向けに何回かに分けて、センサー部品を動かすまでに知っておきたいことを解説しようと思う。自分に合った専門書を選んで読みこなせる人は読者として対象にしていない。ここに書く内容は主に何から手をつけたらいいのか悩んでいる人向けである。
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その1
まず最初に知っておくべきは、センサー部品とコントローラボード(ArduinoとかRaspberry Piとか)の間のインターフェースである。これがわからないと電気的に繋げないしどんなソフトウェアを書けばいいのかわからない。
ここでお薦めしたいのは「I2Cインターフェース」を最初に勉強することである。上記インターフェースには各種あるのだが、昨今のセンサー部品にはI2Cが使えるものが多く、これだけ知っておけば温度測定とか加速度測定とか、まずどんな応用でも可能だからである。他に類似のインターフェースとしてSPIとか2-wireなどはあるが、最初に手をつけるならI2Cで十分ということである。
と言うわけで、「I2Cインターフェース」を勉強していただくことにする。
今日はここまで
2017.2.25