IoE-DK1サポートページ

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IoE-DK1はスイッチサイエンスで買えます(ESK400J/EDK400Jからの移行をお薦めしています)



本ページではIoE-DK1(Internet of Everything Development Kit 1)の購入を検討されている方、および購入された方のためのページです。

目次

1.ご購入の前に
(1)IoE-DK1が対象としている方々・意図している用途

・無線機器の商品企画・開発・販売に携わっている方
・有線もしくは電池の必要な無線スイッチ・無線センサーで課題を抱えておりエナジーハーベストによる無線スイッチ・無線センサーで解決できるか確認したい方
・工業高校・高専・工学系大学関係の教材に使いたい方
・電子工作を趣味にしておられる方

※完成品(例えば温度センサーとか無線スイッチ等)を使ったシステムやサービス構築を意図したものではありません。そういう方々には別途「システム開発キット」を提供します。

2)内容物
X3200HB-W-R-928
USB400J
STM431J
STM400J_for_proto
TCM410J_on_XB
ファームウェア書き込みボード
USBケーブル
説明書類

(3)準備頂くもの・こと
・下記を満たすインターネットにアクセスできるPCを準備してください。EnOceanの提供するSoftware toolsはWindows XPでも動きますがインターネットに接続してダウンロードしてくる関係上、推奨環境から外してあります。
Windows Vista, Windows 7 and Windows 8
.NET Framework 3.5 installed
CPU 1.5GHz,  1 GB RAM, 200 MBDisc Space
Screen resolution 1280×768 withDirectX 9 support
USB interfaceあり
・下記に登録してDolphinView Advancedをダウンロードできることを確認してください。
http://www.enocean.com/en/download/

※後はご購入されてから。


(4)できること
1) 指で押した力による発電で無線が飛ぶことが確認できます。飛距離の目安もわかります。
2) ソーラーセルによる温度センサーが温度を無線で飛ばしていることを確認できます。同じく飛距離や、明るさと発信周期との関係の目安がつけられます。
3) STM431Jにファームウェアを書き込んで、USB400J相当の送受信機になることが確認できます。
4) STM431J/STM400J/TCM410Jのファームウェアを書換えることができます。
ファームウェアとは、プログラム、発信間隔等の設定、センサーのキャリブレーション、等のことを指します。プログラムは無償で作成・書込みできる容量に制約(2KB)があるので本格的なプログラムを作成するには別途有償のコンパイラを調達していただく必要があります。
4) subtelegramの解析ができます。EnOceanの無線は、短い間隔で3発の無線を発信しますが、USB400JにDolphinViewの組み合わせではここまで観測することができません。TCM410J_on_XBにDolphinSnifferを書き込み、EOP350に実装した状態でDolphinViewを動かすとsubtelegramまで観測することができるようになります。XBee(R)をUSB I/Fに繋ぐXBeeエクスプローラーにTCM410J_on_XBを載せても同じことができます。

(5)できないこと
1)電磁誘導とソーラーセル以外のハーベスター(発電素子)は準備されていません。新たなハーベスターの試験をしたい場合、別途ブレッドボードやユニバーサル基板、余裕があれば専用基板を起こしてSTM400Jと接続して試してください。IoE-DK1に同梱されているSTM400Jは専用の子基板に実装されているので2.54mmピッチのこれらの基板に乗せるには少々技が必要になります。IoE-DK1をご購入いただいた方には技術サポートを致します。
2)同じく、温度センサー以外のセンサーは付属しておりませんので、他に試したいセンサーがある場合はご自分でご準備ください。これも技術サポート致します。
3)本格的なエナジーハーベストによる無線センサーを開発されたい場合、コンパイラ以外にセンサーのキャリブレーションを取るための施設・設備が必要になる場合があります。これも技術サポート致します。
4)更に本格的にセンサーネットワーク、クラウドやサーバを中核に据えた大規模システムを構築されたい場合、開発ツールとしてEDK400Jでは力不足です。別途EnOceanが準備しているソフトウェアおよびドキュメント、サービス等が必要になる場合がありますのでご相談ください。


(6)FAQ
当社に質問される度、個別に回答すると同時にここに記して行きます。

2015.12.19 updated