このページでは温度センサーSTM431J(上写真)の使い方を説明します。
まず初めに、DolphinView Basicでの使い方です。
(1) 画面上部Connect[F5]ボタンを押してUSB400Jを接続します。
(2) 画面右下Telegram Logに数字の羅列が見られます。十分に明るい場所では100秒間隔で信号が出ることが確認できるはずです。
(3) STM431Jのソーラーセルの反対側にあるスイッチ(黄色い部品の隣りのタクトスイッチ)を押すと画面左のUnassignedの欄に、該当するデバイスID:xxxx Device_xxxxに”EEP”の文字が現れます。これはDolphinViewに「このプロファイルを使いなさい」と教える動作です。
(4) EEPの現れたデバイスをダブルクリックすると該当するデバイスがUnassignedからWorkspaceに移ります。と同時に画面右のEEP Viewタブを選択すればTemperatureのグラフが表示されるはずです(下図)。
これより詳しい解説はこちらを参照してください。
次に出力される電文を解説します。具体的にはUSB400JをPCやLinuxボードに挿してCOMポートから見える内容になります。TCM410JのUART出力も同じです。
本格的に開発を始められる際にはESP3を参照頂きたいのですが、下記の文章はサンプルを購入されてすぐ動作チェックを行いたい際などにお使いください。
==
定期的に上のような電文が現れます。赤で囲った部分が固有ID、青で囲った部分が4バイトのデータです。
STM431Jのデフォルトは0~40℃の温度センサーなので、EEP A5-02-05を参照して頂くと、4byteの内訳は
byte0,1:not used
byte2:temperature,255..0が0~40℃に対応
byte3=0x00:teach-in telegram/0x08:data telegram
となっています。
HSM100という湿度センサーを装着してModule configuratorでA5-04-01と書き込むと0-100%の湿度センサーが足されます。
この時、4byteのフォーマットは
byte0:not used
byte1:humidity 0…250:0~100%
byte2:temperature0..250:0~40℃
byte3-bit4:data telegram,bit6:temperature available
(0x00:teach-in/temp. not avail, 0x02:teach-in/temp. avail, 0x08:data/temp.not avail, 0x0A:data/temp. avail)
となっています。
ここまで
2015.6.13