働く場所・働き方・・・

労働者派遣法が改正されようとしています。

以前、多くの派遣労働者、契約社員と関わってきたので、こういうニュースには関心があります。採用する側だから、というよりは、これから仕事を始めようとしている人たちはどうやって仕事の場を見つけて定着して、老後までの生活設計をしていくのだろうか、という素朴な疑問があるからです。

私から上の世代は、新卒で会社に就職し定年まで勤め上げて退職金をもらって会社を辞め、その後は年金をもらいながら寿命を全うするのが理想とされ、多くの人はそうして来たと思います(私は早くからドロップアウトしましたが)。

今や会社は、能力がない、あるかどうかわからない新卒を、定年までしがみつかれるかもしれないので採用するのを控えている、というのが現状でしょう。できるだけ流動性の高い非正規雇用にしたいのが本音です。ここに強い規制をかけたからと言って正規雇用が増えるとは思えないです。

会社がプロフェッショナルしか正規で雇わないとしたら、仕事の経験のない人ってどうやって経験を得るのでしょう?二極分化はある程度はやむを得ないとしても、働く前から若者のやる気を削ぐような社会のシステムでは社会全体としてもマイナスでしょう。

企業に勤めなくても仕事が始められ、その道のプロになれる、生涯の仕事としていける、そんな道筋をつけられないだろうかとぼんやり考えます。そんな大それたことできなくても、自分だけならうまくやれるだろうし、うまくいったことを後世に見せるだけでも意味のある人生だったと言えるのではないか?とも思うのです。

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