3G, LTE, LPWA

センサーやゲートウェイを公衆網に繋ぐには 有線LANやWi-Fiもありますが、これらは使える場所が限定されるのと、接続する相手が様々で機器の事情に疎い人が簡単に接続できるものではなく、ネット販売には向かないという当社の事情もあって最初から考慮に入れません。つまり3G/LTEを使うことを大前提にして、今後のLPWAも頭の隅に入れておく、というスタンスで臨みます。

次に前回書いた、機器構成として、センサーノードを直接3G/LTEに繋ぐのか、ゲートウェイが仲介して繋ぐのか、の選択になります。専用機は各自調べていただくとして、一般に売られている機器でやろうとすると以下の選択肢があります。

1)Arduino/Raspberry Piに3G/LTE機能とセンサーを付加して3G/LTEに直接繋がるセンサーノードとする
2)Raspberry Piに3G/LTE機能を付加してゲートウェイとする。Arduinoでゲートウェイを作ることは考えない。センサーノードは別途。

3G/LTE機能で市販されているものには、ArduinoベースだとWio LTEなど、Raspberry PiならUSBドングルや専用基板があります。

Arduinoベースだとゲートウェイにしづらいのと、Raspberry Pi専用の3G/LTE基板は高価、ということもあって、当社ではRaspberry PiにUSBドングルタイプの3G/LTEモデムを挿して使うことをお薦めしています。Raspberry Pi+USBドングルでセンサーノードを作ることもできますが、EnOceanとかBLEのセンサーを使ってゲートウェイにもします。

今後3G/LTEをLPWAに移行する場合もRaspberry Piにしておけばまず大丈夫でしょう。センサーをArduinoベースにするのは主にコスト、サイズなどを最適化するフェーズになってからです。

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