投稿の間隔が開きました。EnOcean Alliance Japan eventに出席していた関係でした。いずれこの場であったことなどは少しずつ書いていこうと思います。
さて、今年3月にこんなことを書いていました。
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去年の8月まで創業家オーナーがいる会社の代表取締役(A)をしておりました。
9月から100%自己出資の自分がオーナーの会社の代表取締役(B)をしています。
代表取締役をしたことがない人には縁遠い話ですが、これら2種類の社長は考え方、経営手法が全く違います。上場会社の社長は多少自己出資しているでしょうが、気分は前者に近いでしょうね。
(A)オーナーの財産を減らさない、増やすこと。自分がやりたいことができるかどうかはオーナーとの話し合い。この話し合いをするのが株主総会。うまくいっているかどうかを確認しあうのが取締役会。
(B)ぶっちゃけ自分がよければどうでもいい。つぶそうが売ろうが大きくしようが小さくしようが自分次第。
両方経験して思うのは、お金=財産というものは、どう使うか、使いたいかで価値が決まる。持っているだけでは価値=意味がない。うーんと簡単に言えば、月の土地を分譲して所有しているのと同じ。持ってたって使えないんじゃ価値がない。”月”なら自由に行けるとか資源を持ってこれるとかができるようになって価値が出てくる。
要するに所有者が誰であれ「資産をどう使うかで社長の真価が問われる。」
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ここから11月です。読み返して改めて思うに、「2種類の社長」というよりは、「資本の所有者が一番発言権が強い」という事実を再確認したということですね。自分自身で全てを決めたいならオーナーになるしかない。資本を委ねてくれる太っ腹な資本家がいるなら何とかして取り入ればいいのだろうがそんなこと出来る人は限られる。
今考えているのは、普通のサラリーマンができるレベルの蓄財で起業して一生を楽しく全うできる、という成功事例を作りたい、ということ。そうすれば企業にしがみついて人生を棒に振る人は減るだろうし、いろんな仕事が生まれて日本が活気づくことでしょう。
共感してくれる人がいればじっくりお話しましょう。