仕事の意味

2年前のブログより。

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社員向けにこんなエッセイをメールで流した。

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スティーブ・ジョブズの伝記の中に、設置したら誰も見ない裏側をきちんと作る家具職人がいい職人だ、という話が出てきます。

30年前にヒットしたAppleⅡでジョブズがこだわったのは、基板にICが整然と配置されて、配線パタンがまっすぐだった、ことも知られています。実際当時彼と会ったことのある私の元上司は、「機能の素晴らしさより基板の美しさばっかり強調していた」、と言う話を私と会うたびにします。

これをばかばかしいと思うか、素晴らしいことだと思うか、どうでもいいことだと思うか、でその人の価値観がわかります。

「評価されない、見えないところを一生懸命やってもしかたがない」と言う考え方は寂しい。「自分はいい仕事をした、と自分自身納得できるか」が大事ではないでしょうか。

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ここから2014年10月。上の考え方は今も変わらない。お金が儲かればいい、というだけの考え方は寂しい。お金が入った瞬間は満足かもしれないが、その製品やサービスの本当の価値は時間が経ってからお客様が評価する。また、仕事をやり遂げたという自分自身の満足感を得るには得られた金額より仕事の質の方が大事ではないか?

アップル製品は好きな人も嫌いな人もいると思うが、熱狂的なファンがいる、という事実を真剣に考えたほうがいい、と思う。

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