Raspberry Piを使いこなす~Webカメラを繋ぐ

せっかくArduinoより高機能なRaspberry Piを使うので、Arduinoでできない重い処理をさせてArduinoと差別化してみます。

すぐ思いつくのが画像を扱うことです。Raspberry Pi専用のカメラもあるのですが、USB接続可能なWebカメラの方が概して価格も安く、デザイン・性能の選択肢が幅広いです。私はELECOM製のUCAM-C0220FBを秋葉原で980円で入手しました。今までだったらこれでも十分安いと思ったはずですが、なんせRaspberry Pi Zeroが$5なので、商品化の際にはバランスを考えて更にもっと安いのを探さないといけないかもしれません。

以下は本日試したことの備忘録です。

  1. UCAM-C0220FBをUSBポートに差してZeroを立ち上げる
  2. コンソールから
    sudo apt-get update
    sudo apt-get upgrade
    sudo apt-get install guvcview
    (ここまで結構待たされるし、y/nを聞かれますが全てyで進めます)
    guvcview
  3. ここまででディスプレイに表示されたのが以下

 

IMG_0276

以後、これをどうやって商品に仕立てていくか模索します。

 

電池の特性を知る(1)

新年だからなのか今の仕事の価値・意義を見つめなおしたくなりまして。まずはエナジーハーベストの意義を考え直そうと基礎データを集めたり実験したりしてみようと思い立ちました。まずはボタン電池の使い勝手。電圧とか容量です。下はダイソーでコイン型リチウム電池CR2032(三菱製)を調達、1kohmの抵抗で放電させたときの放電カーブです。

160112_EasyLog USB

すぐ気が付くのが
・仕様には3Vとあるが、最初から3Vより低い。
・綺麗な下降曲線にはなってない。周囲の温度が影響しているのではないかと思われる。
・概算で220mAh/3V/1kohm=73hour=約3daysという計算は大体合っている。

一次電池と環境発電をいろんな角度から比較してみようと考えています。

環境保護団体への寄付を始めました

売り上げの一部をWWFジャパンへ寄付するようにしました。今後寄付実績を報告するようにします。

※環境保護団体へ寄付する意図
今後人類が生き延びていくのに必要以上の資源とエネルギーを浪費するのを抑止していくと言う、当社経営理念に沿う活動の一環です。

 

Wi-Fi接続に挑戦(2)

前回、安価なWi-Fiモジュールと言っていたのはESP-WROOM02というモジュールです。今や情報が溢れているのでググってみてください。

このままだと1.5mmピッチの面実装が必要なので、開発時には2.54mmピッチの「ブレークアウト基板」と称する小基板を入手するのが一般的です。ここではマイクロテクニカ製のものを使いました。

WiFi-UARTモジュール ブレークアウトボード実装済み [BB-ESP-WROOM02]

他にもUSB変換チップや電源が一緒に載ってPCとケーブルで繋ぐだけの開発用ボードも各社から出ているので用途に応じて選べばよいでしょう。

説明書類を参照しながらブレッドボードに載せたのが下図。繋いだのは電源/GNDとTX/RXだけです。

IMG_0190

電源は3.3V出力のACアダプタ、USB I/Fはシリアル変換チップとケーブルが一体になったものを使いましたがお手持ちのもの、入手しやすいものを選べばよいでしょう。

いよいよ電源を投入して、ターミナルソフト(ここではTera term)でbard rate = 115200、改行コードを送受信ともCR+LFにして”AT”とキーを叩けば、”OK”と応答が返ってくるはずです。
terminal

ここまでくればPCからWi-Fiモジュールが制御できますからWi-Fi接続はあと一歩です。

今日はここまで。

Wi-Fi接続に挑戦(1)

EnOcean無線からインターネットに出るにはいくつか方法があります。

(1) 有線LAN(Ethernet)
(2) 無線LAN(Wi-Fi)
(3) 3G/LTE等携帯網

のどれかを選ぶのが一般的でしょう。技術的・費用的なハードルは

(1) < (2) < (3)

の順に難易度が上がるのが従来の常識だったのですが、昨今Wi-Fi環境が充実してきたのとびっくりするような価格の無線モジュールが出てきたので

(1) ≒ (2) < (3)

と言っていい状況になっています。そこで次回から安価なWi-Fiモジュールを使ってWi-Fi接続するところまでご紹介しようと思います。