Raspberry PiをGatewayにする、のページを更新しました。
ETM500Jをスイッチサイエンスから買えるようにしました
ETM500Jは温度センサー(STM431J)、ドア開閉センサー(STM429J)を一体化した新型センサーです。
STM431Jをベースに、ドア開閉検知用マグネットスイッチを付加したものです。
工事設計認証はSTM431J、電文もSTM431Jをベースに、4バイトの電文の最後のビットをドア開閉を示すようにしたものです。
詳しくはサポートページをご覧ください。
新型センサー、リリース間近
Ethernet Shield続報
W5100というチップを使った旧型のイーサネットシールドが手に入ったのでArduino Unoで動かしてみました(現行バージョンはW5500を使っている)。結論から言って問題なく動いています。ただし注意することが2点。
(1) MACアドレスがついてない
W5100というネットワーク制御チップは外部からMACアドレスを与えるようになっているらしく、また電源を切ったら忘れるメモリに書かれるようなので、このことを利用して(?)適当なMACアドレスを与えれば動きます。ただし同じネットワーク内でMACアドレスが競合する虞があるので、ネットワーク管理者がいるような大規模ネットワークで使うのはお薦めしません(おそらくネットワーク管理者が許可しない)。当社のように使っているネットワークが小規模で、全体を自分で把握して実験する分には問題ありません。
(2) ライブラリのEthernetフォルダとEthernet2フォルダは共存できないようです
今回Ethernet2はIDEが認識しない場所に動かしてコンパイルしました。
これでTembooが吐き出したコードそのまま、手を加えずにgmailが飛ぶようになりました。
今日はここまで。
無線センサーの評価開始
以前からご紹介している有線式のデータロガーを、無線が受けられるように改造して、無線センサーの評価ツールとして使い始めました。
今回作った自動評価装置は、温度、湿度、気圧、照度、の各有線センサーと、開発中の各無線センサーから上がってくる値の両方をmicroSDに貯めて置いて、あとから結果を比較できるようにするのが目的です。比較データがあればキャリブレーションにも使えるはずです。
まだ見栄えがちょっと・・・
そのうち外販できるくらいにはしたいですが。
今日はここまで。
Customer development
を続けています。
最近思うのは、例えて言えば、引き出し、駒、カード、をいくつも持っていないと、「こういう風にはできないのか?」と言う質問に「・・・(できません)」で話が終わってしまうと言うこと。
全然かけ離れたことを「できます」と言う必要はないけれど、隣接した領域くらいはどうしたらいいのかくらいは知っておくべきだろうということです。
ラーメン店を経営しているなら、余程腕に自信があるなら「しょうゆ味」一本で行くのもありだが、「味噌ラーメン」を頼もうと来た顧客を逃してしまうと言うこと。(例えがよくないか?)
要望のあった仕事にはできるだけのことをして自分の得意ジャンルを広げようと工夫をしているところです。
(明日は出張なのでブログの更新はありません)
クレームはチャンス
今日頂いたクレーム。
1) 商品は届いたが仕様書と保証書がついてない
当社の方針として、仕様書はサイトからダウンロードして頂いています。保証書については、サンプル品をご購入された場合はつけておらず、継続的にご購入されることになったら別途契約の中で品質保証を謳うことにしています。
ご購入されるときにこういう説明をしていませんでした。サンプル購入に慣れたお客様が続いたこともあるのですが、そんな言い訳は通用しませんね。今までクレームがなかったのでこれでいいだろうと思っていたことが世間一般の常識ではない、ということです。今後はどんなお客様にも同じ説明をしようと思います。
2) 届いた商品に汚れがあった
これは当方のミスです。当社から出荷する製品は全数動作チェックをしており、同時に外観に違和感がないかも見ているのですが、「外観に注意してチェック」はしていませんでした。
外国製品には外観の汚れに無頓着なものがありますがお客様にそれに慣れさせてはいけませんね。あくまで当社は世間一般レベルより上回る品質を追求し続けることを改めてお約束します。
今日は勉強になりました。ここまで。
新企画を仕込み中
お客さんの要望を聞くのは楽しいですね。
自分は作る立場なのでどうしても楽に作れるものをまず先に作って、それから次、という思考回路が働くわけですが、お客様はそんなこと関係ないですから。欲しいものは欲しい。今すぐ欲しい。
という訳で、今取り掛かっているのは、EnOceanセンサーの自動評価装置。新しいEnOceanセンサーを開発する際、その評価を自動的にやってくれるものです。
今日はここまで。
Lean customer development
という本を読んでいます。要は、製品開発(product development)と同じくらいに、顧客を見つけて欲しがるものを探ることも大事だよ、ということなんですが。これがなかなか言うは易く行うは難しの代表のようなもので。
昨日、潜在顧客にこれから作ろうとしている製品のヒアリングを試みましたが、その前段階でブロックされてしまいました。
「困っていることは何かを探っています。商品の紹介をして感想を聞く場を設けてもらえませんか」(私)
>>「具体的なモノがないとイメージできない」(某組織の偉い人)
「ではこんなモノでどうか」(私)
>>「そこまで具体的なら欲しい人をxxxで紹介してもらえば?」(某組織の偉い人)
「・・・」
話の持ちかけ方、言い方がまずいのでしょうが、「こんな商品が作りたいので意見を聞きたい」ということ自体がなかなか理解されない隔靴掻痒の感があります。
もう少し具体的に使えるところまで仕上げてから意見を聞いたほうがよさそうな気がしています。
今日はここまで。
有線LANからTembooを使ってgmailを飛ばす
これまでArduino YunのWi-Fiでネットに繋いでgmail, Facebookとアクセスしてきましたが、Arduino Yunの価格の問題や、Wi-Fiの不安定さ、接続の面倒さ、などから、より実用化を目指して(※)有線LANを試してみることにしました。
※モバイルルーターみたいにWi-Fiしかない場合はあきらめますが、固定で使う場合はWi-Fiのアクセスポイントに有線LANのポートが大抵はついてますから。
を入手したので早速Arduino Unoに差します。
※YunはLeonardoベースですが、Unoになることに注意。
Tembooでスケッチを生成する際には、”Arduino Yun”の代わりに”Arduino”と入れ、右の”New Shield”からShield Typeの”Arduino Ethernet”を選ぶとMAC Addressを入れる欄が出てくるのでシールドの裏に貼ってあるシールから12桁のHexaを入れます。
あとはArduino Yunのときと同じですが、一点注意が必要なのは、
これで出てくるコードには
#include <Ethernet.h>
が書かれているので、これを
#include <Ethernet2.h>
に変更します。これに気づくのに1日浪費してしまいました。
これだけ変えればあとはYunと同じ。
設定したアドレスにメールが飛んでめでたしめでたし。
今日はここまで。