ここでは、手に入れたセンサーをすぐ手元で動かしたい人のために、センサー、特にI2Cインターフェースを持つセンサー(以下「I2Cセンサー」と称す)の使い方をできるだけ易しく解説してみます。
まずはI2Cインターフェースとはどんなものかを掴むため、特定のI2Cセンサーを使う前に、Arduinoを2台準備して、1台をI2Cセンサーのシミュレータとして動かしてみることにします。つまり2台のうち
Arduino#1は「I2Cセンサー」をシミュレートさせます(つまりI2Cのスレーブ)
Arduino#2はArduino#1がシミュレートしている「I2Cセンサー」からデータを読み出して表示します(つまりI2Cのマスター)
で動作させます。ここで用いたArduino(互換機)はSeeeduino V3というArduinoにI2Cコネクタが最初からついているもので、これら2台をI2Cケーブルで繋ぎます。
まずテスト用に、スレーブ側にはslave_sender(Arduino IDEに最初から添付されている), マスター側にはmaster_receiver(同)を書きます。
(下図はArduino IDEから上記スケッチのありかを手繰ったところ)
master, slave共に起動して、master側のconsoleを見ると、”hello “が連続的に現れ、slaveからmasterに”hello “という文字列が連続的に送られていることがわかります。
ここまで
2017.2.25