センサーをインターネットにつなぐ、いわゆるIoTシステムにおいて、センサーノードとそれをインターネットにつなぐゲートウェイ装置の電源をどうしたらいいか、頭を悩ませている方がおられると思います。
センサーノードは電池を基本として条件が合えばエナジーハーベストを考えるのが一般的だと思いますが、それに比べてゲートウェイは消費電力が大きく、電池等では賄えないケースが多いと思います。
そこでAC電源を考えるわけですが、通信が有線の場合、電源と通信と最低2本ケーブルが必要になってしまいます。
これを解決するのに、既設の電源ラインに通信を重畳させるPLCと言う技術がありますが、電源を新たに引く場合は電気工事士の資格者に依頼する必要があるなど厄介です。
もう一つのケーブルを減らす方法として、通信ケーブルで電源を供給する、PoE(Power over Ethernet)と言う技術があります。これはケーブルを新設するのに特別な資格は必要なく、天井裏に新たにゲートウェイを置かねばならないなどの場合、簡単に設置できるメリットがあります。
と言うわけで当社では電源の来てないところに新たにゲートウェイを設置する際にはPoEに対応することを推奨しています。
Raspberry Pi 3 Model B+用のPoE HATをAmazonに出品しているのでご検討ください。
YouTubeのIoT実用化講座でも取り上げています。