ソフトウェア開発の実際(1)(しばらくタイトルを変えます)

これからソフトウェアを作りこんで行きます。

手始めにハードウェア・テスト用のスケッチを作ります。

プロトタイピング中はハードウェアにいろいろ手を加えるので、元の状態に戻っているかを確認したり、追加ハードウェアが正しく動くかテストしたいためです。最終的にはリピート品を製造する際にリファレンスと同じになっていることを確認するのに使います。

 

 

 

IoE商品企画の実際(11)

現状のハードウェアをおさらいすると

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1) Arduino Uno R3

2) Wireless SD Shield

TCM410J_on_XBを載せるソケットと、microSDカードスロットがあります。TCM410J_on_XBを載せる前にやることが色々あります。

注1)microSDカードをアクセスするのにdigital 4,11,12,13を使っています。他のシールドとぶつからないようにする必要があります。

注2)基板上のスライドスイッチはXBeeスロットのシリアル入出力をUSB経由でPCに繋ぐかArduinoに繋ぐか切り替えるためのものです。当面は、”MICRO”と表記のある方に倒してArduino<->XBeeの通信ができるようにしておきます。

注3)基板上のリセットスイッチでシステム全体がリセットされます。ここでは4)のLCD&keypad shield上のリセットスイッチを使います。

3) データロガーシールド

RTCとSDカードスロットがあります。2) でmicroSDカードが使えるのでfull sizeのSDカードスロットは当面使わないと思います。

注1)仕様はこちら

注2)RTCだけ使うのであればanalogの4,5をI2C I/Fとして使うだけです。

4)  LCD keypad shield

LCDとキーパッドがついています。

注1) 仕様はこちら

注2)使っているピンは

analog 0:button,

digital4-7:db4-7

digital 8:RS(data or signal display selection)

digital 9:enable

digital 10:back light control

です。

※※以上より、ピンのconflictはないようなので、このまま4段重ねでパタンのカットも追加も不要で、プログラミングして行くことにします。

※※(5/11追記)digital4番ピンがWireless SD shieldとLCD shieldで競合しているのにこの時気づくべきでした。反省。

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このハードウェアでイメージできる商品は

「センサー値と時刻をLCDに表示しつつSDに記録し、キーパッドで記録を遡ることのできるロガー」

でしょう。

「センサー」はまずは有線で基板に直結し、その後TCM410J_on_XBにて無線に拡張します。

今日はどこまで進みますか。

 

IoE商品企画の実際(10)

4段重ねになってしまった。一応ひとつひとつのシールドは動いている。

明日からこれらを連動してどんな商品ができるかを模索することにしよう。
IMG_2327

 

IoE商品企画の実際(9)

センシングした値をどうするか。

1)受信機内部に記録する・・・SDカードは用意しました。

2)外部に再送する・・・有線か無線か、データを加工するしない等いろいろあるので追々ということで。

3)その場で確認する・・・センサー値をその場で確認したい場面がいろいろ想像できるので、1)2)だとまどろっこしくて。人に聞くまでもなく自分が欲しい。そのため下のようなLCD表示ができるシールドを用意しました。スイッチを使えるようにするかどうかは未定です。IMG_2323

 

IoE商品企画の実際(8)

今こんな格好です。一番下がArduino Uno、2番目がWireless SD Shield、一番上がData logger(SDカードとRTCが載っている)。IMG_2321

一番上のシールドにはSDカードスロットがありますが、実際は中段のWireless SD ShieldのmicroSDカードスロットを使っています。(下図の中段右端をご覧ください)
IMG_2322

中段のmicroSDカード用テストスケッチと、上段のRTC用テストスケッチを別々に、動作を確認したところです。今日はここまで。

※明日は出張のため更新はありません。

 

IoE商品企画の実際(7)

ここでは、当社がどうやって商品の企画を練り上げているかをお見せしています。

特定の顧客を想定できない、しづらい場合は「自分が欲しいもの」を作るのが一番わかりやすくかつ無難です。

今自分が欲しいのは、開発用・実証実験用のツールとして使う「センサーのロガー」です。そのためにこんなものを手に入れました。SDカードにセンサー値と時刻を記録することを意図しています。IMG_2319

 

 

IoE商品企画の実際(6)

最終的に商品の一部になるかどうかはともかく、開発途上では必須のロッカースイッチ(X3100HB-W-R-928)です。ボタンを押下したとき受信機が正しい反応をするかどうか確認しながら開発を進めます。IMG_2318

IoE商品企画の実際(5)

TCM410J_on_XBをArduino Unoで動かすための拡張基板、いわゆる「シールド」に、今回は”Wireless SD Shield”を選択しました。他の類似商品としてArduinoシリーズには”Wireless proto shield”、3’rdベンダーであるSparkFun社製”XBee Shield”等があります。IMG_2316

IoE商品企画の実際(3)

本日の出来事。

一人暮らしの知人が2~3日連絡が付かなかった末、親類の方が自宅を訪問して、その方が亡くなられているのを発見したそうだ。

死因は明らかにはされていないものの、一日一回でも元気に生活しているかどうか見守っている人がいれば、もう少し早く発見、もしかしたら助けることができたかもしれないと思う。

逆に、近くに自宅を訪問できるような親類等々がいない人々は何かあっても「しばらく発見されない」、ということも意味している。

身近でこういう事が起きると、いよいよ「見守り」を技術的にも社会的にもサポートする必要性を痛感する。