新資本論(2)

最近思うに、一人一票という民主主義のルールはこの世の中をよりよい方向に持っていけるのかはなはだ疑問に思っている。そもそも最近投票率が異常に低い。そして不良議員の山だ。

対して資本主義はどうなのか。一人一票ではなく、いわば一ドル一票という制度であるがうまく機能しているか?アメリカ国内や、世界規模でみたときの経済格差を見よ。そして中東との確執である。

閑話休題。AKB48の総選挙は買ったCDの枚数だけ投票できるそうだから「総選挙」じゃなくて「株主総会」だ、って言う説がある。ある富豪が特殊な趣味を持っていたら、万人が認める人気者や美人は選ばれないということだ。

話を戻すと、経済規模が大きくなる過程では資本主義は有効に機能すると思うが、成熟して低成長になったら一人一票の民主主義が争いごとも少なくなって公平でいいと思う。経済規模が急激に大きくなっている今の中国が難しい時期ということだ。

ただしあまりに安定してくると投票する人もいなくなるから、ひと握りの貴族が(現代だと資本家だろう)、争いがあったときだけ調停に出てくるムラ社会に戻るのでは?というのが私の説である。

 

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新資本論

経営者になるといろいろわかることがある。考えをまとめているうちに鮮度が落ちるので気の向くまま書いてみる。これがブログのいいところ。

今日のお題は「財務諸表は会社の実態を表していない」。

簡単に言えば、人的資本や無形資産(技術・販売ノウハウ、取引ネットワーク)、将来の計画・予想等々が財務に反映されていない、できない、から。上場会社なら株価にこれらがある程度は織り込まれるので指標に使えるのですが。つまり人的資本や無形資産が将来生み出すであろうキャッシュフローを市場が予想して株価をつけてくれるわけです。

雇われ社長時代はこのことを痛感しました。財務の現在価値だけで議論をする、人の価値、技術の将来価値がわからない人達と仕事をするのは難しい。

今はオーナー社長になったので自分の実力・予想を信じて仕事が進められます。

 

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M2M/IoT

昨日実書店で見つけた本。当社の目指すところはこんなところ。

文章というか内容・構成が稚拙な感じ。もっとうまく説明したいところだが自分には本を書いている暇がない。

とりあえず読んでみて私に直接質問してください。

 

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Zero to one

最近、Zero to oneという本を読んだので紹介する。

アメリカの起業家、PayPalを創業したあと、Facebookやテスラモーターズなどに投資して大成功した人物の、スタンフォード大学での講義録である。

詳しくは読んでもらうとして、社会を動かしていくのはOne to Nではなくて、Zero to oneである、との意を強くする。

組織の大小は関係がない。大組織だってZeroをoneにする人物がいて、それを潰さない、サポートする仕組みがあれば充分ビジネスは立ち上がると思う。

僕は当面一人でzeroをoneにするけどね。oneをNにどうやってするかはまだ考えてない。

 

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トップの仕事(3)

日本社会主義国では、労働者が手厚く保護されています。

かつての共産主義国家が目指した理想国家を遥かに上回る高待遇とも聞きます。簡単にクビになることはなく、運悪く職を失っても保険制度が充実しているので餓死するほど困窮することはほとんどない。

それに引き換え、中小零細の経営者の虐げられていることったらない。負債を返せなくなって首くくる人が後を絶たないし。従業員が土日祝日休みで8時間労働で帰宅した後も、会社を潰さないように24時間(は大げさだが)働き詰めなんですから。

夢と希望がなかったらやってられない。

 

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エナジーハーベストとの関わり

 

アーミン株式会社は2014年9月に創業したばかりの日本初の”Self-powered wireless”専業会社です。“アーミン(Ermine)”とは日本語で”オコジョ”と呼ばれるイタチの仲間で、日本では信州と北海道にしか住んでいない、愛らしい容姿にも拘わらず俊敏で獰猛な小動物です。省エネルギーで、すばしっこく、たくましく、人里離れた森の奥で自立して棲息しているアーミン君に名前を借りました。

創業者である私は長年、小電力の無線機器を手がけてきましたが、電池にまつわるトラブルに頭を悩ませてきました。電池交換が手間、電池を在庫するのが手間、電池の接触不良や液漏れがある、電池のサイズや形状で無線機のデザインが制約される、等々です。例えば電池を要する送信器が365台あって、電池切れの度に交換していたらそのうち毎日電池交換することになりますよね。じゃ年に一度、一斉に交換するとなると、まだ使える364個を捨てることになる。それが世界中で起きたらどうなる?

 

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私が心のメンターと崇める故スティーブジョブズ氏がスタンフォード大学の卒業式で行なった有名なスピーチがあります。

その中で、connecting the dotsという話が出てきます。大学を中退して興味を持ったcalligraphyがその後のMacintoshのマルチフォントの開発に繋がっていく話です。今やっていることは何年後かに繋がって行くことを信じて何にでも興味をもって取り組もうというような話です。この動画を見ながら私はこんな話を思い出しました。大学生時代、生協(大学構内のショッピングセンター)にいわゆる”パソコン”の展示がたくさんあり、そこのスタッフと仲良くなって入り浸っておりました。そのとき見かけたシーンです。

 

アフリカのどこかの国からの留学生が、電卓のコーナーで、とある電卓をじいっと見つめて動かない。スタッフが声をかけると、この関数電卓が欲しいのだが国に帰るとそれに必要なボタン電池が売ってない。普通の電卓ならソーラー型のはあるのだが、関数電卓でソーラー型はないのか?とのこと。日本から外に出ると電池が容易に手に入らない国があるのだ、とそのとき認識しました。

 

それから30年。「電池不要」という点が繋がりました。

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アーミン株式会社CEO 服部俊幸

創業計画というもの

今悩んでいることをお伝えしましょう。

その命題は「創業に計画は必要か?」

成功者によれば、ふたつのアプローチがあるらしい。

ひとつは、「計画しない」。お金になりそうなことをとりあえず何でもやる。少しずつ市場の反応を見ながら改善を加えていく、ようなやり方。その昔、ヒューレット・パッカードの創業者二人が、金になりそうなことは何でも作って売ってみた結果、電子計測器に行き着いて大成功した、という話があります。また最近出た本ではlean startupというのもあります。あまり大きな、長期的な計画を立てずに少しずつ少しずつ改善を加えよう、というもの。資金がないとこうせざるを得ませんよね。

 

もう一つは、「大胆、かつ長期的な計画を立てる」。最近出た、zero to oneという本に出ています。PayPal以降、ベンチャーを立て続けに成功させている人の言うことだからこれも間違いではないんでしょう。大胆な計画があれば資金を出す人が現れるはず、という楽観的なやり方。でも計画がうまくいかなくなって破産するのもいやだなあ。

 

とりあえず今のところの自分の結論は、「何をやるか、やらないかは予め最低決めておく」「どんな計画を立てるべきかは走りながら考える」。

言いたいことがわからない?やっている本人しかわからないかもしれません。

 

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トップの仕事(2)

会社を経営し始めて6年目になる。会社は2つめだけど。

前回、「やめる決断はトップにしかできない」と書いたが、前向きに言えば、「意思を内外に示す」と言うことである。

結果を公表するだけなら財務担当の役員や社員で充分。計画を立てたり、挨拶状・礼状を書いたり、冠婚葬祭に出席するのも、「意思表示」と一括りに言える。

要は「何がやりたいの?」「誰と一緒にやりたいの?」ということである。

 

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トップの仕事

会社のトップになって学んだことがいくつかあるが、そのうち「目からウロコ」だったのは、「やめる決断」「やらない宣言」をしなくてはならないことである。

なぜなら、トップ以外に「xxをやめる」「yyをやらない」とは言えないからである。

トップ以下の人間が「やめる」「やらない」と言ったら、「会社辞めるのか?」と言われるのがオチ。

したがって、何かを「やめる」「やらない」ことを決めるのはトップの大事な仕事なのである。

 

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譲り合う気持ち

最近こんなことがありました。

札幌の会社と相互機密保持契約を結ぼうとしたとき、先方が提示してきたドラフトに管轄裁判所が札幌地裁とある。

こちらの機密を漏洩されたとき札幌まで行くのか?

こちらは長野だから中を取って東京地裁にしましょう、と提案するも、法務に相談します、とのこと。

「東京地裁にするよう法務と掛け合います」って言うのが常識だろうと思います。

自然とこういう会社とは疎遠になりますね。

 

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