未来を予測する

技術の進歩を読めないと世の流れに取り残される。技術者は自分の仕事・人生が直接影響を受けるので技術の流れには敏感にならざるを得ない。炭鉱や造船業界にエリートが就職していったその末路を見るに、電気電子業界が花形だった時代の終わりは近いのかもしれません。

1)CPUは半導体の上に乗るようになりました。以前メインフレームを設計していたのですが、インテルの1チップCPUが出てきて、大型計算機の時代の終わりを確信しました。なんたって半導体1個で情報処理が何でもできるようになったらあとは印刷技術、つまり繰り返しが利きますから。大量に作って安くなって、のサイクルが動き始めたらメインフレームの設計・製造を知っている人は太刀打ちできないことはすぐわかる。

2)プリンタはあっと言う間にモノクロからカラーになりました。モノクロのディスプレイがカラーに置き換わったのと同じ。大は小を兼ねますから。

3)パソコン通信はインターネットに置き換わりました。アナログ電話もディジタルに、携帯電話はスマホに、PCはタブレットに置き換わろうとしています。それ以上詳しくは言うまい。

人の欲望は限りないこと、技術は後退しないこと、技術の積み重ねが更に別の技術や投資を生み出すこと、等々が理解できていればある程度の未来予測はできます。

そのことがわからない人は経営者に相応しくないと思うし投資も成功しないと思っている。そんな光景を何度、何年見てきたことか。

というわけで、今取り組んでいるのは超低消費電力・エナジーハーベストによる無線、そしてエナジーハーベストの無線以外の電子機器への応用展開。

この流れは止まらない。そういう自分が成功しないと説得力ないでしょうけどね。

 

アーミン株式会社のトップページに戻る

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です