技術開発の方向性について

当社はセンサーの将来像として次のイメージを持っています。

・スタンドアロンであること。つまりケーブルレス=電池か自己発電で通信は無線ということ。
・電池の場合、最低1年は交換せずに済むこと。自己発電なら5年以上はメンテナンスフリーでいて欲しい。
・情報量の大きさとして、動画が連続して送れるくらいは欲しい。現実的には当面粗い画素でフレームを間引きするのはやむを得ない。
とここまで書いて思いましたが、スタンドアロンで長期間リモートセンシングするって人工衛星とか惑星探査機に近いですね。

これを究極の目標とすると、解決しないといけない課題は大雑把に次のように分類できます。

(無線)コストパフォーマンス、使い勝手の良い方式を選択する
(センシング)適切なセンサーの選択とその使い方で消費電力を極力抑えること
(情報処理)限られたバンドで動画等大量の情報を送れる処理
(消費電力削減・電源)高密度・高耐久・高安定な電池、電源回路

他にもデータ圧縮とかセキュリティとか、ノード側(最近はエッジというらしい)である程度の処理、例えば人を認識したら人数として送るとか、の処理も視野に入ってくるのでしょう。もちろんコストや入手性は重要です。

開発リソースは多くないので幅広く検討してどこに注力すべきか決めていこうと思います。

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