ワイヤレスジャパン2015出展総括

ワイヤレスジャパン2015が5/27-29東京ビッグサイトで開催され、当社も単独で出展致しました。ご来場頂きました皆様、誠にありがとうございます。ご都合の関係でご来場頂けなかった皆様とも今後接点を増やしたく、別の機会を設けさせて頂こうと考えているところです。

さて、今回の出展にてよく聞かれたこと(FAQ)、私が気のついたことなど、ここに書き留めておこうと思います。

(1) エナジーハーベスト、EnOceanの知名度は以前に比べて格段に上がっている

来場頂いた方々の方から「EnOceanをやっておられるんですね」というような言われ方をするようになりました。以前は”EnOcean”って何?状態でしたから格段の進歩です。しかし中には発電マットを踏んでランプが付くデモをお見せすると「こんな電力が送れるんですか?」というような誤解を与えてしまい、今後の検討課題です。

(2) 「Bluetooth、Wi-SUN、DUSTと比べてどうなんですか?」という問いが多い

当社は、「Bluetoothはスマホで直接受信できるメリットがある反面、送信モジュールには当面電池が必要で、周波数の干渉も多く長距離は飛ばせない」、「Wi-SUNはHEMS関連である程度は普及するだろうが、価格や消費電力から家電メーカが採用したり電池レスのセンサーが実現できるかは不透明」、「結局は適材適所でしょう」と回答しています。DUSTについては知見がありません。

主に家庭内を狙った近距離無線はこのまま複数の規格が並行して普及していくことになると見ています。

(3) 「EnOceanの現在の採用実績は?今後普及の見込みは?」

これも(2)とほぼ同様で、「現在はEnOceanならではの用途で使われ始めており、今後は価格や使い勝手の勝負でしょう」、とお答えしています。Wi-FiやBluetoothのように大々的なアライアンスのブースは出していませんが、無線規格を公にする必要がない、送受信とも社内でクローズしているような使われ方から始まっています。異メーカとの相互接続性をアピールして採用していただける会社を増やすのは今後の課題と思います。

この規格が普及するかは、電池レスで無線スイッチや無線センサーが使え、しかも928MHz帯でつながりやすい(Wi-FiやBluetoothとの干渉がない、回り込みが期待できる)、ということにどれだけメリットを感じていただけるかだと思います。

とりあえずここまで。

 

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