志を広める

今年の6月に書いていたこと。

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先日、パン屋のアンデルセンの社長がカンブリア宮殿に出ていた。創業者の娘だそうな。

2代目は創業者の苦労をよく知っていて成功する人と、自分の力と勘違いしたり自分の能力を過信して失敗する人に分かれるようだが、この人は前者だ。

アンデルセンの創業者の偉いのは、行動のひとつひとつが「日本においしいパンを食べる文化を広めたい」の一念に通じていることのようだ。2代目もそのことをよく理解しているから全くブレがない。

人を利用して金儲けしよう、楽をしよう、という考え方と対極にある。

余談だが、雇われ社長だった自分が独立しようとしたとき、人を雇用している方がレバレッジが効くのになぜ?と言う人がいてすごい違和感を覚えたのを思い出す。

自分から望まなくても後継者が現れるような尊敬され慕われる創業者・事業家になりたい。そして強欲なウォールストリートに勝つのだ。

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ここから11月。昨日Maker Faire Tokyo 2014に行ってきた。出展者・参加者は自分たちで物を作りたい、面白いことをしたい、自分のやっていることを知ってもらいたい、使ってもらいたい、の一念で集っているのだろう。一部、金儲けしたい、しよう、という人もいるにはいるだろうが、そういう人はこういう一見地味な貧乏臭い(失礼)市場よりもっと他の金儲けのジャンルを選ぶだろうし、ほぼ純粋にものづくりが好きな人が集まっていると思っていいと思う。

人はお金では動かないのだ。

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