守護神

今年2月のブログから。

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私は会社経営者とは言っても生涯一技術者としてやって行こうと決めた手前、評価キットや開発ツールをいろいろ購入して動かして次の商品はどうしたらいいのかあーだこーだ検討しています。そんなことやっていると担当者時代だった20数年前のことを思い出します。

私が担当していたプリンタが、量産一歩手前で製造部門からSOSが入りました。量産基板が納入されて完成体に組み上げたら動かない、というのです。

焦りましたね。もし基板に問題があったら出荷が止まってしまう。

回路図を見なおしてもわからない。手元にある基板は動いている。量産基板がなぜ動かない??

ふと気づいたのがDIPスイッチの設定でした。そのことを伝えて無事終了。

製造の担当者からは、「製品毎に守護神がいるのだが今度の機種はあなただったんですね」、、、って。

基本的なことをちゃんと伝えてない自分が悪いのにそんなに奉られて恥ずかしい思いでした。

それ以来、製品の全責任を負う、負える、ような立場・気持ちで仕事をしていれば、必ず助けを求めて来る人はいるから仕事はなくならない、という気持ちで仕事をしてきました。

今や自分は会社の全責任を負っており、当社商品の守護神そのものです。

何かお困りのことがあったらどうぞ声を掛けてください。

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ここから11月。今やっていることはお客さんの役に立っているだろうか?毎日自問自答します。ドラッカーも言っていますが、自分のやりたいことだけやっていても成功しません。今やるべきこと、お客様に望まれていることをやるのが成功の近道だと思っています。自分がやりたいことをやるのはそれから。

 

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