段取り八分

格言とは先人たちが日頃考えてきたことが一言に凝縮されているものだと思いますが、自分の考えとぴったり合うものが見つかると、昔の人たちも同じようなことを思い悩んでいたのだな、との意を強くします。

マネージャになってから知った言葉が「段取り八分」。因みに後に続くのは「仕上げは二分(仕事二分)」だそうです。要は仕事の成否は計画段階で80%決まる、計画に80%の労力を割くべき、と言うような意味です。皆さんも思い当たる節があるのではないでしょうか。

毎朝、仕事に取り掛かる前。大きなプロジェクトを始める前。関わる人・物・お金の流れを押さえて計画をじっくり練りましょう。自分の仕事の順番が回ってきて「さあどうしよう」、納期が迫ってどたばたする、そんなことではクオリティの高い仕事、高品質の商品などできるわけがありません。

稟議書を回したり社内の合意を得なければならないとき。今すぐ決裁しないとお客さんに迷惑がかかる、今すぐ決断しないと余計な仕事・費用が追加でかかる、というような脅迫めいた決裁依頼を平気で回したりしてませんか。中身を理解せずにサインして構わないなら社長は猿でもできます。

計画の重要性という意味では会社経営や自分の人生設計などにも当てはまります。来年はこうありたい、こうなっていたい、というのであれば今どうすべきなのか?

計画をじっくり考えた時間は無駄ではなかった、と思える日が将来必ずやって来ます。

 

 

 

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